一人ひとりが花開く“よこすか”へ
日本共産党横須賀市議会議員

大村洋子

おおむら ようこ

洋子の目

私たちも本気で心配です。自衛隊員が血を流す世の中となることが。

2015年3月27日
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先日、駅頭で「今、自衛隊員が地球規模で海外へ出て行って、殺し殺されるような事態を可能とする法案づくりが目論まれています。」と訴えていた際に、通りがかりの方から「仕方ないよ、だって、そういうつもりで自衛隊に入ったんでしょうから。」と言われました。本当にそうでしょうか?

自衛官は自衛官になるときに自衛隊法に基づいて「日本を守るために命を捧げる」と宣誓し署名、捺印するそうです。つまり、自衛隊員の任務は「国を守ること」であり、集団的自衛権行使の内容でいうところの、同盟国が攻撃された際に助太刀するということではないわけです。自衛隊法を原則的に読み込めばそうなります。なので、前述した方の意見は間違っているのです。

ですから、当然、集団的自衛権の行使の具体化の際に、この部分の自衛隊法の法改定が必要であり、自衛隊の任務の中に「他国の防衛」も書き込む必要が生じます。しかし、安倍首相はこの点について言及せず、なし崩しで行おうとしているのです。前述の意見の方は、実は安倍首相のなし崩しの論法を先取り的に語っていたと捉えてもいいかもしれません。

安倍首相という人は、段階を踏んで物事を進めるという道理が通らない人です。こういう人物が自衛隊の最高位にあるのですから、(ご本人は「わが軍」と言っていますが)自衛隊のみなさんこそ、お気の毒です。お気の毒と言って済まされる問題ではもうとうありませんので、ここは何とか事態を打開しないといけません。

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25日付けの赤旗には信じられないような記事が載っていました。私は、もう、これは、早くたくさんの人々にお伝えしなきゃと思って、さっそく早朝京急堀ノ内駅で訴えました。

赤旗が自衛隊関係者に取材してわかったこととして、札幌市の陸上自衛隊北部方面隊では「家族への手紙」を書くように服務指導がされたといいます。この「命令」を受けた元自衛隊員は「殉死への覚悟を求めたものであると感じた」と言っています。こんなことが驚くことに2010年夏から2012年12月におこなわれていました。今はどうなんでしょうか。エスカレートしているのでしょうか。気になるところです。

この北部方面隊は陸自隊員の約4分の1を擁し最も多く海外派兵している部隊です。1990年代から国連平和維持活動(PKO)で海外へ出かけ、道路や橋を直したり建物を造ったりする人助け、国づくりを行ってきました。その後、海賊対策でアフリカのソマリア沖にも自衛隊は行くようになり警護活動を行っています。「家族への手紙」はこういった活動へ行く自衛隊員が書いたのでしょうか。だとすれば、この時よりも数段危険にさらされるようになるでしょうから、今後は「遺書」を書いておけと露骨な服務指導になるかもしれません。

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安倍政権の暴走を許せば、自衛隊員の血が流され、死者が出てもおかしくない状況となります。

今年の防衛大学校の卒後式で明らかになったことは、472人の卒業生のうち、25人が任官拒否つまり、自衛隊を辞めることを表明したといいます。これはちなみに昨年より15人も多いそうです。「アベノミクス」で企業の業績が上がっているから、民間へ行く人が増えているのでしょうか?安倍首相はそう言うのかもしれませんが、私はそうではないと思います。そもそも「アベノミクス」は破たんしているし、任官拒否はその人自身にもかなり心理的なリスクがあると思います。本当のところは分かりませんが、今後は今の政府の流れからすれば、もっと任官拒否が増えていくのではないかと、私は思います。

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いずれにしても、今度のいっせい地方選挙で、このおかしな安倍政権に対して真正面から、「平和を守れ」「若者のいのちを守れ」を訴えていかなければと気を引き締めているところです。