一人ひとりが花開く“よこすか”へ
日本共産党横須賀市議会議員

大村洋子

おおむら ようこ

洋子の目

日本共産党 井坂しんや議員の代表質問。一問一答。市長のかじ取りに思う。-②

2015年3月2日
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井坂議員が、過去の代表質問、一般質問で激高したことが、私の記憶では1度だけある。そう、たった1度しかないのである。そのくらい井坂さんは冷静沈着な質疑を交わす人なのだ。冷静沈着だけれど、決して退屈ではなく、その追及はかなり計算され、論理立てられ熱い思いのこもったものだ。ちなみに、私はいつも感情的で、時にはキレるし、井坂団長は「大村さんにはいつもヒヤヒヤさせられる・・・」と思っていたに違いない。事実、不適切発言に気をつけるように指摘されたことがある。私は実は、たいてい、市長に質問する前には「レッドブル」を飲む。そうやって、自分を奮い立たせるのだ。でも、もう、50歳になって、落ち着かなきゃいけない年齢だし、来期は3期目だし、勢い1番で質問するのはそろそろ止めようと思う。

私のことは、この際、どうでもいいのである。

井坂しんや議員の代表質問についてなのだ。今回、井坂さんが2問目で「選ばれるまち」と「リ・ブランディング」をリンクさせて質問を展開したのには驚いた。前日から、そんな話をしていたので、そういう展開になるのかなとも思っていたが、ホントにやった。

現市長は歴代市長が、基地にまつわることをあまり取り上げてこなかった、むしろ基地を隠してきた中で、基地そのもののイメージを変えるという戦略(?)をとることにしたという。でも、本当は前市長の蒲谷氏が「ネイビーバーガー」や「軍港めぐり」を始めたのだ。だから、吉田市長が斬新なアイデアでスタートさせたわけでもなんでもない。「座りしままに食うは徳川」をやったってことだ。基地に依拠して経済活性というなら、それは少々成功したと言えるかもしれない。しかし、問題は「選ばれるまち」の方だ。20代から40代の子育て世代を呼び込みたい。これが市長の考えだ。「子どもが主役の横須賀」「子育てするなら横須賀」これにイメチェンしたいというわけだ。

しかし、集客では巧みに横須賀にしかない基地を売り物にして、他方では選ばれるまち、移り住んでもらいたいまちとして、子育て施策やみどりや海、美味しい地場産の食、横浜、東京への交通のアクセス、土地の安さをアピールしていくという。

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でも、これはカッコ良く言えば「ダブルスタンダード」意地悪く言えば「二枚舌」ではないだろうか。(これはあくまで口の悪い大村洋子の言いぐさ。)私は子育て世代を軽視しちゃいけないと思う。集客促進では基地のまちを売り物にして、横須賀を紹介しながら、定住促進ではそれを抜きにする・・・子育て世代は見抜くと思う。集客と定住で線引きできるとの発想回路が私には理解不能だ。井坂議員もそのことを追及した。市長は盛んに「都市イメージ」と繰り返す。子育て世代はイメージに重きを置くだろうか、実を取るんじゃないだろうか。だから、2011、2012と2年連続で総務の委員会の中で私はこのことを訴えた。子育て施策を充実させない限り、子育て世代は入ってこないし、むしろ出ていく。

そこで、市長は今年4月からは小児医療の助成制度を4年生まで、10月には6年生までとした。これは遅々なる歩みだった横須賀の小児医療助成制度の進捗にとっては画期的なことだ。本音としては遅いぐらいだけれど、とにかく踏み切ったのだから評価したいと思う。あとは、学童クラブのさらなる助成の拡充、そして中学校完全給食だ。「子育てするなら横須賀」というのなら、このくらいは当然だ。この子育て3点セットを行って、はじめて及第点だ。

そして、「子育てするなら横須賀」というなら、もうひとつ、非婚ひとり親の寡婦(夫)控除のみなし適用制度を施行するべきである。婚姻歴のないひとり親と婚姻歴のあるひとり親では、保育料などに差がある。これはおかしいじゃないか、ますます子どもの貧困が拡大するじゃないかということで、一昨年あたりから全国にこの制度が広がり始めた。私も一般質問でも(確か2013年の第4回定例会)委員会でも取り上げ、議員団の予算要望提出の際にも、市長に直接、対面でこの施策を早く行ってほしいと訴えた。今回の井坂議員への答弁では「12月に検討に入った。」とのことで、少しは真剣に考えてくれるようになったのかなと思った。これは今や、施行していない自治体の見識が疑われるような施策だと私は思う。はっきり言って、差別だからだ。一刻も猶予できないくらい、私は早くこの施策が始まってほしい。もう、待てない。         まだまだつづく。