一人ひとりが花開く“よこすか”へ
日本共産党横須賀市議会議員

大村洋子

おおむら ようこ

洋子の目

日本共産党 井坂しんや議員の代表質問。一問一答。市長のかじ取りに思う。

2015年2月28日
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井坂しんや団長は代表質問の中で、多くの課題を指摘し、今までの延長ではなく新たな視点が必要であることを提起したと思います。1問目が50分、答弁後の一問一答が40分という少ない質問時間で、実に多くのしかも深い質問を展開しました。

市長の施政方針にはまったく触れられていなかった「戦後70年の節目の2015年」という観点を井坂議員は触れました。これは非常に大事な観点です。現政権が「海外で戦争できるくにづくり」に暴走している危ない政権である故に、特にこのことを声高にいう必要があります。しかも、横須賀は戦前、戦中、戦後を通じて基地のまちであったことを考えれば、その横須賀のかじ取りをしていく立場の首長としては、本来真っ先にこのことに触れ、自分の考えを明確にするべきなのです。

市長は戦争体験をした方々の「ご労苦に思いを馳せる」ことが大事と言いました。そのことは当然としても、なぜ、さらに「2度と戦争をしないために」と一言なかったのでしょうか。私は聞いていて、ものすごく歯がゆい思いになりました。「若い世代に伝えていくために平和の啓発活動をこれからもやっていく」なんて、当たり前のことです。ISの日本人人質殺害事件があって以降、それを理由に現政権は、自衛隊を海外へ出動させようとしています。こういう本当に危ない瀬戸際の状況が、おそらくまったくわかっていないのでしょう。このままいけば、間違いなく自衛隊が海外へ出動し、命が奪われる状況になると思います。そのことの危機感、そのことが目の前に来ているということが、横須賀の首長なのにわかっていない。わかっていれば、あんな答弁で良いはずがないのです。集団的自衛権の行使の具体的策動については、いっせい地方選挙の後に本格化するでしょう。自衛隊法の改定、憲法の改定、徴兵制なども視野に入ってくるでしょう。安倍首相は今までの良識保守の潮流とはまるで違う人物です。何をするかわかりません。

よく、「それは国で話し合う問題でしょう。」という人がいます。しかし、本当にそうでしょうか。私はそういう地方の首長や議員の姿勢は問題ありだと思います。外交・防衛は国の専管事項。これはもう、ずっと横須賀の中で言われてきたことです。横須賀には米軍基地があって、自衛隊の基地もあって国や県との結びつきが強い。私は基地は煎じ詰めると住民生活にマイナスだと思います。雇用が生まれるとか、消費経済に好影響だとか、観光資源になっているとか、一局面だけを切り取れば、プラスだというところもあるでしょう。しかし、究極的にはやはりまちの発展には桎梏だと思います。大所高所から横須賀の歴史を眺めた場合、基地の存在は住民にとって健全だとは言えないと思うのです。ずいぶん私にしては我慢強い物言いです。しかし、事件・事故が起これば話は違います。そして、米兵犯罪はこれまでにもたくさんあったし、福島原発事故以降、原子力空母の事故は同じように安全神話で語られてはいけないものになっています。

私としては、現市長が、「良いとも悪いとも言わない。現実のものとして受け止める。」というこの不可思議な姿勢を貫いていることに、不誠実さを感じます。私は不誠実だと言うけれど、市長やその周りの人々は、それもひとつの姿勢なのだというかもしれません。そして、その態度表明はもしかしたら、高度な対応なのかもしれません。でも、そんなことでこの40万市民の住むまち横須賀を治めているのって、どうなんでしょう、私はやはり不誠実だと思います。

 

        気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い

井坂議員の、2015年予算案の中に低所得者対策をどのように組み入れたのかとの質問に対し、市長の答弁で具体的には何も目新しいことがないことがはっきりしました。低所得者の介護保険料や保育園の保育料の設定は県内他都市よりも料金が高く、逆に高所得者の料金設定は低くなっていて、逆さまなのです。井坂議員はここのところを市長に質したわけですが、的を射た答えが返ってきませんでした。つまり、低所得者への支援強化という発想が薄いのです。悲しいくらい薄いのです。共産党議員団はもう、口が酸っぱくなるくらい、何度も何度も繰り返し指摘してきたのに、何にも人の話を聴いてなかったってことか・・・とがっかりさせられます。私たちの力不足なのかな。国から降りてくる施策をそのまま当てはめて、そっくりスルーで行うんではなくて、横須賀はどうなのかじっくり吟味して市民生活の実態から運用してほしい。・・・・たぶん、つづく・・・・