日本共産党
横須賀市議会議員

大村洋子

おおむら ようこ
一人ひとりが花開く“横須賀”へ
大村洋子
洋子の目

樹木管理・雑感

2022年8月13日

「校長が折れたイチョウの枝の下敷きになり死亡」という記事が8月9日流れた。

鹿児島県の曽於市の小学校で樹齢160年を超えるイチョウの大木の枝が折れて近くにいた校長が亡くなって発見されたという。校長先生が校庭で草刈りをしていたということで、用務員さんはいなかったのかなと疑問に思ったが、この小学校の児童在籍は6人ということで、教職員も少なく校長先生が校庭の樹木管理までやっていたのではないかと推察した。痛ましい事故だ。児童や職員、保護者、地域の方々のお気持ちは如何ばかりか。教職という責任あるお仕事をされてきてまだ57歳という若さで命を失ってしまった校長先生の無念さも偲ばれる。

 

このことを受けて、横須賀市ではどうなのかと心配の声をいただいたので、教育委員会の学校管理課へ聞きとりをした。

以下はその内容

横須賀市では全73か所の学校施設を4つのブロックに分けて敷地内の樹木について剪定、草刈りを行っている。各学校、教育委員会学校管理課、入札で決まった業者の3者で樹木の剪定の希望などを出し合い、実際に作業をしている。学校敷地内の樹木は学校の「シンボルツリー」になっていたり、地域の思い入れのあるものもある。景観重要樹木に指定されているものもある。とのこと。

樹木というのはことのほか、愛着の対象なのだな、剪定したりましてや切ったりするのはそう容易なことではないのだ、つまり繁茂した際の剪定や寿命による伐採などはある程度の合意形成が必要ということだ。このやや時間がかかるであろう合意形成が必要な場合と安全安心を守るための急を要する判断との折り合いが大事な点ではないかと感じた。

昨今の気候変動による台風の甚大化、強風、水害による樹木管理は何より大事になってきている。今までのような樹木の虫等の害や老木の管理といった側面だけでは片づけられない。今回の事故では校長先生という教職員が犠牲になったが、児童・生徒にも起こらないとは限らない。学校管理課にはそう申し添えた。

 

他方、横須賀市、特に学校敷地内には相対してみたい、立派な樹木がたくさんあることも知った。私はかつて屋久島を旅し、縄文杉に相対したことがあった。いのちの時間の長さを考えた場合、人間は樹木には到底かなわない。縄文杉は7000年とも8000年とも言われている。そういう意味からすれば、木を切るというのはそれほどの長生きの生命体のいのちを絶つということなのだ。人間がその敷地に建物を建て、町を作り、道路を作り車を走らせ、子どもを学校に通わせるようになった遥か以前から、樹木はそこに根付いていたのだ。人間の営みをすべて見てきたのだ。昔読んだ「ブラックジャック」に樹医が出てくるお話があったな。それを今、少し、思い出した。

校長先生の命を奪ったとしても樹齢160年の大イチョウに罪はない。

生命体としての樹木の寿命、昨今の気候変動、人々の拠り所となっているシンボルツリーや「ご神木」、周辺のとりわけ子どもたちの安全安心、ないまぜの要因がありつつもやはり人間の知恵と力で樹木管理をしていかなければならないのだと思う。

景観重要樹木の指定(指定順一覧)|横須賀市 (city.yokosuka.kanagawa.jp)

平和中央公園 (13)

平和中央公園の樹木

右は太い幹の木、左は細く針金のように動きのある木、その向こうに円形のモニュメント。

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