一人ひとりが花開く“よこすか”へ
日本共産党横須賀市議会議員

大村洋子

おおむら ようこ

活動日誌

今年、横須賀製鉄所から150年。実は横須賀は重要文化財の宝庫ー②

2015年2月9日
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前回の改選以後、つまり2011年、2012年、私は総務常任委員会に所属していて、「都市イメージの向上」とか「リ・ブランディング」などと言う言葉がずいぶん飛び交い、質疑を交わした。これらの言葉が登場してくる背景には「基地のまち横須賀」があり、吉田市長のこれまでの方向性をみていると、それを覆い隠す、触れない、のではなく、程よく利用し「イメージチェンジ」をはかろうというものだ。総務常任委員会での2年間、私は「イメージだけではだめ。市民が住みやすい、他都市から移り住みたいと思うには、上っ面ではなく施策の充実こそ大事。」と言い続けてきた。それは少し、「子育てするなら横須賀」「子どもが主人公の横須賀」「選ばれるまち横須賀」という市長のテーマに入れ込まれた。一方で、「基地のまち横須賀」を売り物にすることは相変わらず行っている。「軍港めぐり」にしろ「ネイビーバーガー」にしろ「大賑わい」である。

私は、こういう「基地のまち横須賀」に依拠して生業を展開することを、頭から否定するつもりはないし、生業にしている方々は本来ドライで、流行り廃りに敏感で、たまたま今お客さんが喜ぶから、あるいは仕掛ければ一程度利益を得ることができるから、続けているということなのだろうとみている。しかし、米海軍基地に依拠し、米海軍基地があることを前提にしている、そして米海軍が海外で何をしてきたか、何をしているかそのことに目を向かせなくすることに一役買っていることに、違和感を覚えるのだ。

「リ・ブランディング」とは横須賀のイメージの再構築のことである。横須賀のブランドを「リ」するという意味だ。リ・ブランドとするというよりも、そもそも横須賀の歴史とはどんなものだったのかということを、丁寧に紐解き掘り下げるということが大事なんではないか。前号でも書いたとおり、郷土史家の山本詔一氏は「横須賀の人は横須賀の重要性に気が付いていない」とおっしゃった。これは実は、呉の大和ミュージアムを立ち上げた当時の市長も、小栗上野介の研究者でもある倉渕の住職にも言われた。外に住んで遠くから横須賀を観ている方々の方がよっぽど横須賀の魅力をご存じなのだ。

「都市景観フォーラム」ではこれでもかというくらい、横須賀の産業、交通、土木、それら遺産についてや、横須賀の歴史を彩る内外の人物たちが縦横に語られた。満腹状態になったが、さて、これを今後どう市民に広め共有していくか。薄っぺらな「都市イメージの向上」論「リ・ブランディング」を止揚するために横須賀製鉄所から150年の節目の今年、徹底的に横須賀に向き合っていきたい。

都市景観フォーラム⑪

会場は満席状態だった。