一人ひとりが花開く“横須賀”へ
日本共産党横須賀市議会議員

大村洋子

おおむら ようこ

議会

横須賀市は議員定数が41から40へ。1減。日本共産党は現状のままで良いとして反対討論をしました。「議員の数が多すぎる、もっと減らすべき」というお声を聴きますが、実際は40万横須賀市政をしっかり監視するためには多様な民意の代表である議員の数はそう簡単に減らしてはならないと思います。

2018年12月17日
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神奈川新聞には日本共産党は「現状のままで良い」として反対と載っていましたが、なんで反対なのか、これではわからなかったいなぁと思いました。

もっとも、今回の討論のトーンはいたって緩いもので、記者氏も書きようがなかったのでしょう。主張した本人がそう言うのですから、間違いありません。これこれだから、反対!という明確なトーンにはなりませんでした。「議員定数を減らす明確な根拠がない」したがって、現状のままで良い。これが理由です。

とは言え、その内容については、以下に展開しましたので、ご覧ください。

 

日本共産党の大村洋子です。

提出されました議員提出議案第2号横須賀市議会 基本条例中改正について、会派を代表して反対の立場から発言いたします。

 この議案は横須賀市議会議員定数を現行の41名から40名へと 1名削減することに伴う条例中改正であります。

 議員定数については議会制度検討会議において2016年8月から本年10月まで2年以上12回にわたりさまざまな角度から議論され、先ほどの議会運営委員長からの報告結果となりました。

 本市議会においては改選後の議会制度検討会議において、毎期、議員定数の改定がテーマとなってきましたが、前回の2015年時には判断根拠とともに41名現状のままという内容が提案され了承されました。したがって、今期は2期8年ぶりの議員定数改定の議案上程となりました。

 今期の議会制度検討会議では、議員定数の根拠についても多くの時間を費やして議論してきました。人口減少の著しい本市においてはすでに40万人を切った中で、おおよそ1万人に1人という目安で考えてはどうかというご意見、他方で議会の果たす役割として行政へのチェック機能を弱めることがあってはならないというご意見、また、専門家をお呼びして研修会を開催してはどうかというご意見等もありました。他都市の状況、本市議会の歴史的経緯、また現在地方議会が直面している課題等、議論は多岐にわたり大変有意義なものになったと思います。

 私たちは、議会を構成する議員は多様な民意を反映する集合体であるのが望ましいと考えています。

本市は三方を海に囲まれ面積約100㎢。富んだ地形と海岸線で東西南北まるで違う顔をもっています。それぞれの地域で育まれた文化・伝統はとうていひとくくりにはできないほどの多様性をもっていると思いますし、全国に4つしかない旧軍港市である点に目を転じれば、都市の成り立ちは戦前戦中は「軍都」そして戦後は「基地のまち」として歩んできた歴史があります。

多様な民意と言った際、このような地理的要件、歴史的要件を前提にしながら、多種多様な住民要望を受け止め、それを市政に反映することが議員には求められていると考えます。またその議員自身もいろいろな経験をおもちの方が市域全体から議会に参集し、闊達に意見を述べ合い、豊かで広がりのある議論を交わすことが横須賀市政を活性化していくために必要だと考えます。

前述のように、今回の議員定数に関する条例改正は8年ぶりのことですが、この間、本市議会の果たす役割は大きく様変わりしたと思います。ひとつには少子化と超高齢社会の到来へ対応した議会のあり様です。ご承知のように人口減少で市民の数が減り、人口構成にもアンバランスが生じてくるのは避けられません。児童生徒の数が減っても教育環境を整えていくことは重要ですし、高齢の方々の介護、医療、ターミナル・ケアなど今後ますます重要になってくるでしょう。もう一つの役割は議会改革を今以上に前進させることです。議会基本条例を具現化したものとして顕著なのは、政策検討会議と課題別検討会議、加えて広報広聴会議があります。前者の成果物として大きいのは、横須賀市不良な生活環境の解消及び発生の防止を図るための条例、いわゆる「ごみ屋敷」の条例、そして、横須賀市がん克服条例があります。これらは議会から政策立案し検討協議会を立ち上げ、議論を重ね、パブリックコメントを行い条例へと結実させました。今期はまだ緒に就いたところであり、改選後の来期こそ4年間の全過程を通じてさらなる議会力が求められます。広報広聴に関しても、目覚ましい前進がありました。議会報告会では高校生、大学生とのコラボレーション、一般市民の方々とテーブルを囲んでのグループディスカッション形式の試みなど、より広範な方々と直接対話を行い、質的向上へも一歩踏み出しました。市議会だよりに至っては、年4回発行を軌道に乗せ、今後はより良い紙面の工夫へと議論が深まっていくと思われます。広報広聴は文字通り、広範な市民のご意見をしっかりと受け止め、それを市政へと反映させ、また広範な市民へ報告をするという双方向型の太いパイプをつくることができるのか、議会の力量が試されています。

 るる述べましたが、議会改革第2ステージの中で、来期からは1期4年分のロードマップを策定し、本格的に政策形成サイクルを回して、ますます市民に身近で透明性のある横須賀市議会となることが求められていると考えます。 

 以上の観点から、私たちは横須賀市議会議員定数は現状のままで良いと考えますので、議員提出議案第2号横須賀市議会基本条例中改正について、反対といたします。以上です。

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