一人ひとりが花開く“よこすか”へ
日本共産党横須賀市議会議員

大村洋子

おおむら ようこ

議会

生活保護の人の通院の交通費は申請すれば支給されます。横須賀市議会 教育福祉常任委員会で質疑しました。

2018年6月13日
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今年度、私は「教育福祉常任委員会」に所属することになりました。

福祉、病院、保育、教育など「人」を相手にする重要施策を展開する部署です。

昨日は委員会の最終の「所管事項」で「生活保護の移送費」について質問しました。

「所管事項」というのは議案や報告の範疇にないことで、基本的にどんなことでも自由に質問できるというものです。横須賀市議会にはこの項目があるので、私は毎回テーマを決めて質問しています。

 

私は議員になる以前から、生活相談活動を行ってきました。くらしの相談を突き詰めていくと、根底には生活困窮が横たわっていることが多いのです。あまりにも厳しい場合は生活保護制度の利用をお知らせします。保護を選択するか否かは、もちろんご本人が決めることであり、強く勧めても頑なに拒む方もいて、そういう場合は無理強いはしません。

以前は、生活保護を取る支援が圧倒的に多かったのですが、最近はと言っても5,6年前あたりからですが、生活保護を現在受給している方からの相談も同じくらい多くなってきました。なぜ、そうなったのかについては、もっとしっかり分析してみる必要がありますが、率直に言わせてもらえば、ケースワーカーの力量不足もあるのではないかと思います。

今回はそういう背景(そればかりではないのですが)もあって、移送費の問題を取り上げました。

 

【生活保護の人が病院へ行った際、交通費は出るのか?】

 

毎年、夏には「生活保護問題議員研修会」に参加し、社会保障関係の学習会にも参加し、机上では病院の交通費が出ることは私の中では当然のことでありました。

しかし、生活保護受給者の口から出る様々なバラツキのある発言

「そんなもの出ないと言われた。」

「遠いところの通院は出るけど、近いところの通院は出ないと言われた。」

「1つの病院分は出るけど、それ以上は出ないと言われた。」

ケースワーカーによって、担当者によってこんなに違うということでよいのか・・・正直な思いです。

 

私の友人のMさんは生活保護で人工透析患者ですが、彼は年間54枚のタクシー券はすぐに使い切ってしまうと言っていました。なので、透析から帰宅する際にどうしても体がきつくてタクシーで帰らざるを得ない場合は医師に診断書を書いてもらいそれを生活保護担当に提出して、タクシーの交通費を出してもらう、自分はそういう手続きをしているとケロっと言っていました。

知識があって努力をして行動する人には交通費は支給されるが、そもそも交通費が出ることを知らされていなくて、まさか出るとは思ってもいない人は、ご飯を我慢して交通費に回さざるを得ない状況になるやもしれぬ。こんなことってあるでしょうか。

私はこの問題をうすうす、感じながらも放置してしまっていた自分自身を恥じます。

 

委員会での質疑の中で、担当課長、担当部長から、対象者に書面で周知することを明言してもらいました。あとは具体的な手立てについて詳細を確認したいと思います。

生活保護行政は「法定受託事務」であり本来は国が行う事務です。それを地方自治体が行っているわけです。ゆくゆくは交付税算定されるにせよ4分の3が国、4分の1が自治体持ちということにとりあえずなっているので、そうなると意識的無意識的に自治体は、支出を抑え込んでいきたいという発想がはたらくと思うのです。

私はこういう背景があって、交通費の周知をしっかりおこなってこなかったのではないかなと思っています。そんなの考え過ぎだよ、ありえない・・・そういう声がでるなら、それはそれでむしろ良いのですが。

生活保護制度は複雑であり、特にこの数年で大きく変わったところもあり、解釈に幅のある部分もあります。学習がかかせませんが、多くのご本人たちの声によく耳を澄ませてより良いものになるよう、これからも声を上げ続けていきたいと思います。

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